一人の患者さんやその家族と長期的に関わることになるターミナルケアは、とてもやりがいのある仕事だと言えます。
痛みや倦怠感が強い患者さんの肉体的ケアの他、死への恐怖を抱えた患者さんの精神的苦痛の緩和も行います。さらに周りの人に迷惑をかけていると感じがちな患者さんに対して社会的苦痛の緩和を行ったり、自問自答している患者さんのスピリチュアルケアを行ったりすることがあります。
このようにターミナルケアに関わる看護師の仕事内容はとても難しいものですが、その分やりがいがあります。

このようなやりがいのあるターミナルケアに向いている人とはどのような人かというと、気持ちの切り替えが早い人です。
もちろん、患者さんの気持ちに寄り添う心を持つことは大切です。
長い間関わってきた患者さんが亡くなってしまうと、「もっと何かできたのでは」「あの時これをやっていれば」など後悔してしまうこともあります。その気持ちを引きずり続けてしまうと精神的な負担がかかってしまい、燃え尽き症候群になってしまう恐れがあるので注意が必要です。
患者さんの立場に立って考えることはj非常に大切ですが、共感性が強すぎるとストレスを大きく感じてしまう可能性があります。そのため、落ち込んだり考えすぎたりしてしまうなど、気持ちの切り替えが苦手なタイプは向いていないのかもしれません。
ターミナルケアの仕事を考えているなら、自分は切り替えが早い方かをよく考える必要があります。
もし自分はターミナルケアに向いていると思うなら、関連サイト＜http://introduction-terminalcare.com＞でさらに理解を深めていくと良いでしょう。